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2012年 04月 12日
昼間に始まった真琴つばさ主演のドラマ「7人の敵がいる」。
小林幸子の台詞なんかとても大げさに見えるけど、 ああいう考えの人っているよなーと思う。 なんていうか、PTA役員を引き受ける人っておそらく真面目で律儀な人が多いので、 「これまでのやり方」をとにかく重要視してしまうんだろう。 しかし、不況やなんかで仕事を持つお母さんが増えているのは事実なので、 となると、専業主婦が多かった時代と同じように活動すること自体に無理がある。 「会議」と言われて集まっても、グダグダしてるだけで時間だけが過ぎていくなんて、仕事を持っていなくても耐え難い。議題があって、活発な意見交換があってこその会議なのに、誰も意見を言わないなら会議をする意味がない。勝手に決めて”決まりました”とお手紙を配るだけで良い。 そういう非効率な場になっているケースが多いから、 仕事を持つ主婦はPTAに関わりたがらない。これが現実だ。 掲示板などでこの手の話題が出ると、 「PTA役員など、暇な専業主婦がやればいい」という暴論が飛び出すのが常だが、 それはまたなんと横柄な意見か。 社会に出ている人のほうが、会議の場面でも何かの作業をする場合でも段取りがよく、手際がよい人が多いとは思う。そこは、日常的に他人の目を意識しながら業務をこなすことに慣れているのだからある意味当然だ。 だからと言って、専業主婦を見下すような言動は、大人として、また子どもを持つ親として絶対にするべきではない。 仕事に出ようが出まいが、それは個人の自由であり、そこには他人にはうかがい知れない事情もあるだろう。 さて、うちの子が通う小学校のPTAは、入退会の意思確認は行われない。 年度初めに”毎月のPTA会費はいくら払いますか?”の手紙をもらい、そこに一口50円のPTA会費の毎月の口数を書いて提出するだけだ。 手紙には「できれば6口以上」とも書かれている。 6口=300円だ。8月分は徴収されないから、11ヶ月として、1年で3300円。 1学年ざっくり120人として、6学年で720人。 1年間で720×3300=237万6000円にもなる。 こんなに集めて何をしようというのか、毎年疑問に思う。 しかも任意団体なのに、「入会しない」という選択を初めから無視しているなんておかしい。 もちろん、うちのようにPTA会費を6口払わない家庭もあるから、実際の収益はもっと少ないだろうが、 そのお金を使って、運動会でPTA主催の競技に出た保護者に粗品を配り、子どもたちの文化祭的なものにもPTAのブースを出して小さな作品を作らせたりしているのだが、それらの活動が本当にこの小学校の生徒たちの役に立っているのかというと甚だ疑問だ。 その活動のためにPTA役員は自分の時間を割いて話し合い、集まって準備をする。 申し訳ないけど、あまり有益な活動だと思えない。 PTA役員経験者に役員をやってよかったことを聞くと 「学校に行く機会が増えて、先生や子どもたちの様子がよくわかるようになった」と言う人が多い。 私もやってみてそう思った。 しかし、それだったら、何もPTA活動と称してあまり意味があると思えない行事をやるよりも、役員は運動会や入学式・卒業式など先生のお手伝いが必要なときにだけ行くことにして、すべての子どもの保護者がいつでも授業参観に来ていいことにすればいいと思う。これなら働いているお母さんだって、時間が空いたときに行けるし、PTA役員の負担も減る。 これを役員だったときに、校長先生に提案したことがあるのだが、 「参観してもらうのは、教員のほうに準備が必要なので」という理由で却下されてしまった。 私としては参観日用に準備されたものではなく、普段の授業の様子を見せてもらうほうが重要だと思うのだが。そのほうが、公立小学校教育の問題点がよくわかるだろうに。 もともとのPTAの意義は、先生だけに学校教育を任せていて、偏った教育をされては困るので、親も加えた組織を作って意見を言えるようにしたということだったと思うのだが、 忙しい主婦が多くなった昨今では、このPTAというシステム自体が負担になっている。 なんせ発祥はアメリカらしいから、合理的なアングロサクソンのシステムが、”みんな一緒”を美徳にする日本人の感覚に合うはずがない。 結局は、この日本人の感性によって日本のPTAは窮屈で面倒な組織になってしまっているにすぎない。 これは、PTAに限らず日本のいろいろな組織にも言えることだ。 会社だって、私が働く学校だって、”みんな一緒”が大事で、特に格下のものが目立った良い働きをすることを非常に嫌う。上司の言うことには「全く持ってその通りです!」的に無条件で持ち上げるし、自分の仕事が終わっていても上司が帰るまでは帰らないという、しょーもないことが重要視される。 そんな社会に本当は誰もがストレスを感じている。 だから朝の通勤電車は殺伐としている。ぶつかっても謝らない。混んだ車内でも他人の迷惑顧みず新聞を広げたり、スマートフォンでゲームしたりする。 隣に立っているのがあなたの上司だったら、それはやらないでしょ?と言ってみたい。 結局みんな、自分のストレスをそんな子どもじみた行動によって表出しているに過ぎない。 みんながストレスに感じてるんだから、みんなで変えていけばいい。 まず会社には自分の仕事に支障をきたさない時間に出社すればOKにする。 そうすればみんなの通勤時間がバラバラになり、通勤ラッシュが解消される。 そして自分の仕事が終わったら何時でも帰って良いことにし、 会社のデスクより自宅のほうが仕事が捗る人は、どんどん仕事を持ち帰って良いようにする。 これで家族の時間が増えること間違いなしで、離婚率だって下がるかもしれない。 何より、自由な時間で仕事をこなせるようになれば、子育て中でやむなく専業主婦をしている人も働きやすくなり、労働人口が増加するだろう。これは少子化により、近い将来年金の財源不足になる国の助けになることだろう。 まずは企業や官公庁で、現在の就業規則を見直すことができれば、これにならって他の業種も変わってくるだろう。そしていつかはPTAも変わる。 ストレスの少ない、笑顔ある社会になれば、これまで以上に観光客もやってくる。 良いこと尽くしだと思うんだけどな。
by phriky
| 2012-04-12 11:28
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